行政関係事件専門 弁護士ネットワーク

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代表者挨拶/行政関係事件専門 弁護士ネットワークの代表より、ご挨拶いたします。

弁護士 阿部泰隆/東京弁護士会

プロにはプロで対抗を

行政訴訟で国民が勝ちにくい原因

行政関連訴訟(行政訴訟、国家賠償訴訟、さらには行政相手の民事訴訟も)はまるで、ネズミがライオンに挑んでいるような有様であって、国民、企業側は、本来正しくても、勝つのは至難である。その理由は種々ある。たとえば、次のようなものが想定される。

  • 行政側が、実質的立法者として、勝ちやすいように法令を仕組んでいる。
  • 行政裁量を広く認める法システムとなっている。
  • 行政側が、負ける戦をしないように、合理的に事件を選択している。
  • 行政側は、関係資料と専門知識を独占している。証拠をなかなか提出しない。
  • 行政側の弁護士は多数の行政関連事件をこなしてきたので、プロである。国民側の弁護士にはプロは少ない。
  • 裁判官のなかには、民刑事法が専門のため、行政法に自信がなく、行政側の屁理屈に騙されたり、行政を勝たせれば間違いがないだろうとの思いこみに囚われている者がいないではない。
  • 行政側は、その方針に反する訴訟を断固撃退するため、無限の資源(組織と人員、金)を投入する。国民側が一つの訴訟に投入できる資源には限度がありすぎる。

勝つために団結を

この結果、訴訟を提起しても勝てないと、違法行政に泣き寝入りする者が少なくない。 無茶な行政指導に屈服させられている例も多い。日本人が訴訟嫌いだとの神話も、このような制度的な不合理に支えられている。

この現状を打破するには、制度改革が必要であるが、それを待ってはいられない。 現行制度のもとでも、国民側も、力を付けなければならないし、力をつけることも可能である。 そのひとつの方法として、行政関連事件に強い弁護士がネットワークを組むのが極めて有効である。 そうすれば、情報が収集され、集積され、その専門的能力が強化される。その結果、上記の(4)〜(7)の問題はクリアーできる。 (1)〜(3)は、訴訟では簡単には是正できないが、それでもその問題点を指摘して、裁判官の理解を得れば、より合理的な法解釈を得ることができる。

行政関連事件を扱う弁護士は、これまで散在していたところから、団結すれば、違法行政の打破、法治国家の実現、 権利救済の充実に寄与できると信じて、ここにネットワークを結成するものである。

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